FX投資はやめるべき
タイトルの通り、資産運用を目的としたFX投資はやめるべきだと思う。
以前の記事でも書いたように、FX(外貨預金含む)はゼロサムゲームであり、つまり長期的に考えればリターンはゼロ。
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むしろFXや外貨預金は、ある国の通貨(一般的な日本人で考えれば日本円)をある別の国の通貨と交換することであり、冷静に考えれば投資というわけではない。ただ単に他の通貨と両替をしているだけ。そのため、基本的に現金を持っているだけのことであり、僅かな銀行金利を除きリターンがあるわけではない。
FXの話をする際によく言われるのは、「高金利通貨に投資すればスワップが得られる」ということ(スワップの説明は省略するが、もし知らない方がいれば銀行金利のようなものと考えてほしい)。
確かに高金利通貨を持ち続けることで、ほぼ毎日スワップをもらうことはできる。
代表的なところでは、トルコリラや南アフリカランドが挙げられる。
ただしこれらの通貨は、驚くほどのペースでインフレが進んでおり、通貨の価値は減少し続けている。
そのため、いくらスワップをもらうことができたとしても、その分を相殺してしまうほど通貨の価値が減少しており、結局プラスのリターンとはなりづらい。
むしろ、インフレが進み通貨の価値が減少するのを食い止めるため、その国の中央銀行が金利を引き上げている、という方が正しい。
中には「FXで儲かった」という人もいるが、それは短期的な所謂ラッキーであり、長期的に考えれば確率として儲かることはほぼない。
ちなみに私も投資初心者の頃FXに没頭していて、最初のうちは100万円ほどの利益が出て、「自分才能ある?」という典型的なビギナーズラックだった時がありました。
ただしその後、本当に絵に描いたように保有していた通貨が下落し、大損失を招いたのでした。結果として利益が吹き飛ぶどころか、ロスカットで元々投入した金額もすべて吹き飛びました。。。そして無念のFX撤退。
この時点ではまだ気持ちの整理はついていなかったものの、やはりFXというのは再現性のない投資(投資ではないけど)であり、老後に向けた資産形成には向かない。
私は少額投資の内に損失を出したことで、今振り返ると良い勉強となりました。。。
これが50歳で初めてFXにチャレンジして大損失、となってしまったら大変ですね。。。
もし、保有する資産の通貨を分散させる目的であったり、ゲームとして楽しみたい(それにしては危なすぎるが)ということであれば、FXをやるのも良いのかもしれない。
ただ、長期的な資産形成を目的とするのであれば、FXや外貨預金は向きませんよ、という話でした。
それではまた。